こんにちわ。かぶとたいぞうです。
今日は「生きる」ということについて考えてみたいと思います。
人は毎日生きていますが、「なぜ生きているのか」、「何のために生きているのか」という問題はなるべく考えないようにしていると思います。
人生の目的、なんのために生きるのか
多くの人はかつてこの問題を真剣に考え、悩み、最後には「そんなことを考えていたら今日が生きられない」と思い、考えるのをやめたのではないでしょうか。
私もそうでした。若い時はそれでいいと思います。私はある程度歳をとったので、この問題をもう一度考えてみたいのです。
私は今でも自分が何のために生きているのか分かりません。気づいたら生きていたのであり、何か目的を持って生まれてきたわけではないのです。
人前で「目的を持って生きなさい」みたいな説教をした事もありましたが、私自身は目的を持っていたとは言えません。目的を持つべきだと考えて、自分を偽り、こじつけの目的を掲げただけです。
私も意義のある人生をおくりたい
でも、私も「意義のある人生をおくりたい」とは漠然と思っております。ただ、意義のある人生がどんな人生なのかも分かりません。
無駄な事をしなければ意義のある人生に近づくかもしれませんが、私が毎日やっていることは残念ながらどれも無駄な事としか思えません。
お母さんは子供に「ゲームばかりやると駄目だ」と言って子供からゲームを取り上げます。たしかに朝から晩までゲームばかりやるのは無駄のようにも思います。いくらゲームをやっても、何も残りませんから。
では囲碁や将棋ならいいのでしょうか。チェスなら崇高な趣味なのでしょうか。オセロは?
どれも時間をつぶしているだけで何も残りません。意義があるとは思えません。
仕事をすれば意義があるのか。
仕事をしてお金をもらって食べる。食べるだけなら虫でも動物でもできます。食うために生きるだけなら生きる意義はないと思います。仕事もお金を稼ぐためだけならば、それほどの意義を感じません。
食うためにがまんして毎日嫌な仕事をするのは、人生最大の無駄だとすら思います。
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ほとんどの人は意義のあることなど1つもやっていない
そう考えると、ほとんどの人が毎日やっている事は全て意義のない事のように思えます。つまり、仕事をして、飯を食って、テレビを見て、たまに映画をみたりゲームをやったり、SNSで交流したり、酒を飲みに行ったり・・・せいぜいそんな事の繰り返しではないでしょうか。どれも意義のある事のようには思えません。
では意義のあることとは何なのか。
答えにはなっていませんが、後世に残すものがあれば意義を感じるかもしれません。
自分自身の一生なんて露ほどの存在価値しかありません。後世の多くの人に良い影響を与える事ができれば世の中に役立つし、自分の活動と存在が未来につながる意義のある活動と言えそうです。
近江商人は言いました「人を残すは上、事業を残すは中、金を残すは下なり、しかし、金無くして事業成り立たず、事業無くして人育ち難し」と。
人や芸術作品など、後世に残し伝えるものがあれば意義がある
今なんらかの事業をしている人は、その事業を伸ばして人を育てる事が大いに意義のある事だと思います。
事業をしていなくても、自分の子供を立派に育てることはたいへん意義のある事だと思います。孫でも親戚の子供でも、近所の子供でも、子供は国の宝、将来の希望ですから、子供に関わって何かを教える事はすべて意義のあることでしょう。
何かクリエイティブな活動をして、後世に残すのも意義があるように思います。
- 音楽
- 小説
- 絵画
- 陶芸
- 芝居
- マンガ
- ものがたり
- ゲーム作り
- 映画作り
なんでもいいと思います。
なにか1つだけでもオリジナルの作品を残して、自分が死んだ後も誰かがそれに触れる事ができれば、それは十分意義のあることではないでしょうか。
私のように子育ても終わり、リタイアした人は、最後には芸術に手を出すべきだと思います。
その思いが日々大きくなっています。
今私は自由ですから、その気があれば何でもできます。ゆっくりとひとつひとつ進めてみたいと思います。
小説も書きたいです。
みなさんも自分にあった分野を見つけて、芸術に手を出してみてはいかがでしょうか。きっと有意義な人生がおくれると思うのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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