かぶとたいぞうです。
世の中は常に変化しています。世の中が今後どうなるかは誰にも分かりません。
未来を確信している人など本当は誰もいない
いろいろな人が、いろいろなことを言っているだけです。口から出まかせで言っているだけです。将来について確信を持って言っている人など誰もいません。
ただ、世の中には悲観的な人と楽観的な人がいるだけです。
悲観論と楽観論があるだけ
悲観的な人は、コロナが全世界の経済を崩壊させて失業者があふれ、米中は開戦し、第3次世界大戦が起こると言います。
いっぽう楽観的な人はコロナは本当は大したことはない、経済も次第に良くなる、米中はファイティングポーズを取るだけで戦争など起こるわけがないと言います。
自分はどっちを信じるか
どっちが正しいのは誰にも分かりません。
心配性の人は悲観論の影響を受けて、必要以上に心配し、過度な不安をいだき思考が停止し活動も停止してしまいます。何も考えられない、まったく動けない状態になります。
逆に「全く心配しない」人は、根拠のない楽観論を信じ、何も考えないようにし、なるべく快活に振る舞いますが、痩せ我慢をしているだけで内心はドキドキかも知れません。
人間は生命維持のため心配するようにプログラムされている
人間は生きていく上で多少は心配するようにプログラムされているので健康な人なら「全く心配しない」なんてことはありえないからです。特に自分と子供を守る必要がある女性のほうが一般的に心配が多いようです。
だから「全く心配しない」というのはカラ元気に決まっています。ちょっとでも不安がよぎったら、なるべく楽観的に考えたり気を紛らわせたりします。思考停止とそれ程変わりません。
蛇に狙われた鶏
ヘビに狙われた鶏は、ただ小刻みに体を震わせるだけで逃げることすらできません。私達人間は鶏ではないのです。状況を適切に判断して必要な行動を取らなければなりません。
悲観論に振り回されず、楽観論を盲信せず、自分の感覚で状況を分析、判断して適切に行動しなければなりません。
私が感じる今後の脅威
そのうえで、現在私が感じている驚異についてお話します。
読者各位が状況を分析、判断する一助になれば幸いです。
私がこれからの世界に関して脅威と感じているのは米中開戦の可能性、その1点です。
戦争に比べたら新型コロナも一時的な経済混乱もそれ程大きな問題ではありません。
米中開戦の可能性
実は米中開戦の可能性に関しては、かなり前から心配しておりました。米中貿易摩擦が物理的な開戦に及ぶかもしれないことを過去の記事でも書いております。
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米国が中国に対して怒っている理由
今回米国が中国に対して怒っているのは、「中国が武漢で発生したウィルスの情報を早期に正しく伝えなかった」ことが理由になっています。
しかし、その前は「中国が著作権を無視してコピー品を作っている」ことや「自国に有利な貿易ルール」などが理由で怒っていました。
理由はともかく米国は中国を許せないのです。なぜなら、許せない真の理由は
米国が中国を許せない真の理由
「中国が大きくなって米国を抜こうとしているから」なのです。
米国と中国の覇権争いなのです。そして歴史を見ても覇権争いはたいてい戦争に向かうのです。
国力を強めてきた中国は世界各地で横柄になっています。「生意気」な態度が目立ってきました。世界の覇権国である米国はそれが許せないのです。
米国と中国が戦争を起こしたら
状況がどんなに変わろうと、中国が国力を高め、米国の目障りになっているうちは戦争に向かう可能性が高いと思います。理由はその都度適当に作られます。
いま米国と中国が戦争をすればきっと米国が勝つでしょう。米国は勝てるうちに中国を潰したいでしょう。
米国は代理戦争を得意とする
ただ、米国と中国が直接やって、日本が無関係ならまだいいですが、日本や周辺国が巻き込まれる可能性も高いです。米国は代理戦争が得意なのです。
日本、韓国、北朝鮮、ベトナム、台湾、フィリピンなどは巻き込まれる可能性が高いでしょう。歴史的に見れば、ここタイも米国の軍事拠点になる可能性があります。第二次世界大戦の時もベトナム戦争の時もそうでした。
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いたずらに不安をあおるつもりはありませんが、米中開戦はありえます。
もちろん私は戦争反対です。戦争は偉い人同士が雌雄を決するために多くの戦士を殺し、罪のない女子供を巻き添えにします。戦争とはそういうものです。
私が生きている間に戦争はないだろうと思っていました。しかしスペイン風邪規模のパンデミックも既に起こりました。新型コロナみたいなものが私の生きている間に起こるとは夢にも思いませんでした。
同じ理由で戦争が起こる可能性もあるのです。
いや、私達日本人が知らないだけで、戦争は常に世界のあらゆるところで起こってきたのです。日本で起こらなかっただけです。
現実を直視して、思考停止せず、適切な分析と判断をしましょう。あらゆる可能性を想定しておけば、知恵も勇気も出てきます。
たとえどんな状況になっても、生きのびる道はいくらでもあります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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