【北海道地震】9月10日札幌、余震続くが落ち着き取り戻す

かぶとたいぞうです。

9月6日早朝の地震から4日以上が経過しました。月曜日の今日、街の様子は正常に戻りつつあります。



月曜の札幌の様子。学校、交通

札幌市内のほとんどの小学校、中学校は開校しています。地下鉄や路面電車も、昼間の間引き運転時間以外は正常に運行しています。バスは東区の路面陥没地域を迂回して運行しているようです。

昨夜も比較的大きな余震が発生しましたが、札幌はどうにか落ち着きを取り戻しています。



ニュースは特に被害の大きかった所、今でも不自由を強いられている地域や人たちばかりを取材します。そういう場面でないと絵にならないからです。それをテレビなどで見た道外の人は、北海道全体がそうなのかと心配するのでしょう。いかにも深刻そうな表現のメッセージをたくさん頂きます。でも、実は札幌に限って言えば、それほど甚大な被害はありません。

震源地に近い場所では土砂崩れや家屋倒壊などもあり、深刻な被害があったようです。しかし、それ以外の全道各地は、地震そのものの被害よりも、停電になったことによる被害のほうが大きかったです。

ドラッグストア、コンビニの品切れ、品薄状況と考察

昨日の夜、近所のドラックストア、コンビニエンスストアに市場調査に出かけました。我が家は食料が豊富なので買い物の必要は無かったのですが、様子を見たかったのです。

食料品はほぼ全て売切れでした。水道は復旧したにも関わらず、どういうわけか水が完売でした。そのほか、トイレットペーパーやティッシュペーパーが売切れでした。

店員に聞くと、おおよそ次の順に品切れになったそうです。

  1. 電池、水、カップラーメン、ろうそく、モバイルバッテリー
  2. 紙おむつ、ベビーフード、粉ミルク、米
  3. トイレットペーパー、ティッシュ

ツルハの張り紙(売り切れ情報)



意外だったのは水とカップラーメンの即完売

昨日の時点で札幌のほとんどの家は水道が出ていたはずです。水はその後入荷が無いので売り切れのままなのかと思い店員に聞きました。すると意外なことに、入荷があったがすぐに売り切れたとのこと。水は入るたびに即完売だと言うのです。水道が出ているにも関わらず、ペットボトルの水が即完売なのです。

それで不思議に思い店員に尋ねました。「水道水を飲まないほうがいいという報道があったか」と。店員は「そのような報道はまったくありません」と答えました。私も水道水を汲んだら、当然目視し、匂いを確かめ、少し口に含んで味を確かめています。まったく問題はありません。計測器に頼らなくても、人間には水質のチェックくらいできる能力が十分に備わっています。

もう一度大きな地震が来たときの備えだと思いますが、それならば今のうちに水道水を何かに汲んでおけばいいはずです。

察するに、今の人は水道水を飲まないのでしょう。私は今の人ではないので、日ごろから水道水をガブ飲みです。札幌の水道水はまさにナチュラル・ミネラルウォーターです。冷やして飲むととても美味しいです。それなのに多くの人は金を払ってペットボトルの水を飲むのですね。

それと、オイルショック時のトイレットペーパー騒ぎと一緒で、みんなが買うと釣られて買う人も出たのかもしれません。オイルショックの時、私の母は1時間以上も並んでトイレットペーパーを買ってきました。当時我が家は汲み取り式の便所で、茶ちり(茶色のちり紙)は十分にあったにもかかわらずです。

もうひとつ意外だったのはカップラーメンです。店員によると、カップラーメンはあっという間に売り切れたそうです。1人で20個も買っていった人がたくさんいたそうです。カップラーメンを作るにも水がいるので、水も大量に買っていったようです。それで慌てて、水は1人1本と制限したそうです。

ガスは最初から最後まで使えました。どうしてカップラーメンなのでしょうか。札幌市民の食生活の貧しさが透けて見えます。

思えば、最近はスーパーにも弁当や惣菜が所狭しと並べられています。それだけ売れるから並んでいるのでしょう。日ごろから料理をしない家庭が多いのではないでしょうか。いつも外食か出来合いのもので済ませる。そして、いざという時は家に買い置きの食材も調味料も無く、カップラーメンしか思いつかないのでしょうか。哀れです。

パニック買いが品切れを起こす

米やトイレットペーパーなども品切れになったようですが、これなんかは典型的なパニック買いでしょう。必要以上に買うから品切れが発生するのです。

私は地震発生後、まだ何も買っていません。日ごろの備えがいいからです。

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慌てる必要はまったくありません。水道水を冷やして飲み、乾麺などがあればそれでしのぎましょう。明日あたりから生産、流通も再開し、売り場にも食料品が戻ってくると思います。みなさんもう少しの辛抱です。

ちなみに、今日も放射線量を計測していますが、今のところ0.9~1.5マイクロシーベルトの範囲で、まったく心配はありません。

札幌市中央区の放射線量定点観測始めました。毎日更新します。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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