かぶとたいぞうです。
世の中には「株で必ず儲かる方法」とか「株で何億円も稼ぐ方法」といったインチキな方法を売って儲けている連中がいます。そんな方法など絶対にありません。もしそんな方法があったら、誰にも言わないはずですから。
あとをたたない悪徳投資セミナー、商材詐欺商法、コーチ屋(投資コンサル)
きっとこのブログにもそのような広告が張られていると思います。見つけ次第広告をブロックしているのですが、次々と似たような広告が出てきて後を絶ちません。
彼らは、「株で必ず儲かる方法」とか「株で何億円も稼ぐ方法」と言ってカモを募ってメール会員にし、最初だけ簡単な無料のメルマガなどを出します。その後は次第に高額なセミナー料を取ったり、高額なテキストやDVDなどを売って儲けているのです。けっきょく儲かるのは彼らだけです。
自分のブログに張られた広告を自分でクリックすることは、グーグルアドセンス規定で禁じられていますので、わざわざその広告の会社を検索してホームページに飛んだことがあります。
案の定、メールアドレスを入力して会員になれば、無料の方法(メール)を送るとか、最初だけ無料のセミナーに参加できるとかという商法でした。
一度メールアドレスを教えてしまうと、しつこく次々と勧誘のメールが来るので、よほど信用できる会社でないかぎり、説明だけ読んでメールアドレスを入れないことをおすすめします。
また、世の中には、競馬の「コーチ屋」のように、儲かるからといって銘柄をすすめ、儲かったら手数料を取る商法もあります。
損をしたら知らんぷり。自分は賭け金を一度も払わないで、人に勝負をさせて、当たった人からたかる、昔からある詐欺商法です。これも要注意です。
株で確実に儲かる方法があるなら人に言うわけがない
株の上がり下がりに賭けるのは、ギャンブルといっしょです。丁半ばくちといっしょです。
もし、何らかの理由で、次は必ず丁(偶数)が出ると分かっていたら、そのことを人に言いますか?まさか。絶対に言いません。
丁半ばくちは丁に張る人と、半に張る人が金額でそろわないと勝負になりません。必ず丁が出ると分かっているなら、ほかの人はみんな半に賭けてほしいはずです。「次は必ず丁ですよ」なんて教えるはずがありません。
株も同じです、株を買う人と売る人がそろわないと売買が成立しません。必ず上がる銘柄を知っているのなら、ほかの人には絶対に言わず、自分だけたくさん買って儲ければいいのです。投資セミナーを開いたり、教材を作るよりよっぽど簡単に稼げます。
株価の上がり下がりの予測も当たらない
また、株価のグラフをテクニカルに分析して、上がり具合、下がり具合の関係から「次は必ず上がる」などと推測する理論は昔からあります。そしてそれらの理論を売って商売にしている人もいますが、それらの理論が当たらないことは、とうの昔に証明されています。
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株価のグラフを分析して今後を予測するあらゆる手法は全て当たらない。ただし、その手法を取り入れている人が多ければ、価格にその影響が及ぶことはある。
(ベンジャミン・グレアム「賢明なる投資家」より)
「3日間雨だったので、4日目は晴れる確立が60%以上ある」というたぐいのものです。4日目も雨になることは、よくあることなのです。
株が上がるか下がるかは、過去の動きとは無関係に決まります。誰にも予測はできません。
米国株ブームにのって詐欺商法が増えているので注意
米国株がブームのようです。私は10年も前から米国株をやっていますから、今さら感がありますが、ちまたでは最近米国株を始めたり、興味を持つ人が増えているようです。
株の世界では昔から、いろいろな人が参加してくることは暴落の兆候のように言われていますから、米国株にそろそろ暴落が起こるのかも知れません。
私は上がり下がりで儲ける気はまったくなく、長期投資なので暴落は大歓迎です。下がったら思いっきり買い足します。
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ブームになると参加者が増え、素人を騙す悪い人も増えますから注意してください。
米国株をやるなら、手堅い長期投資がおすすめ
米国株に興味をお持ちになった人がいたら、まずはベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」をお読みになって、賢明な長期投資を心がけてください。
少し高い本ですが、私はこの本に出会って目からうろこが落ちました。まじめに株をやるなら必読の本だと思います。
米国株長期投資は「必ず儲かる方法」とは言いませんが、地味に少しずつお金が増える、あるいは少しずつ配当を得る手堅い方法です。
老後の準備のために、この機会に研究してはいかがでしょうか。どなたかの参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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